Page top

大館曲げわっぱの歴史

大館曲げわっぱの歴史

大館曲げわっぱは、きこりが杉柾で曲物の器を作ったことに始まったとされています。

藩政時代に大館城主佐竹西家が領内の豊富な秋田杉に着目し、武士の内職として推奨しました。
農民には年貢米の供出代替として、山から城下まで原木を運搬させたといいます。

製品は酒田・新潟・関東などへ運ばれました。
江戸時代末期から近代にかけて職人たちが技法を受け継いできました。

近年のプラスチックの出廻り等により他産業への転向が相次ぎましたが、現在の本物志向の風潮に相まって、大館の曲げわっぱは、多くの人に愛されています。